世界でも屈指のカスタムカーショー、東京オートサロン「TOKYO AUTO SALON 2006 WITH NAPAC」が1月13日(金)から15日(土)まで千葉市幕張メッセで開催された。多様化するユーザーの価値観を満たす多彩なカスタムカーが幕張メッセに集結し、展示車両は651台、341の企業、団体が出展した。
勿論我々エンケイもこの東京オートサロンへ出展。今年のニューモデル2点と開発中の参考出展モデル2点を先行展示。まずはこれら注目モデルを紹介していこう。
RC-T4は、エンケイ歴代最高性能のターマック用リアルコンペティションホイールだ。数々の実戦からのフィードバックにより進化を遂げ、歴代モデル最高レベルの高剛性を確保し、同時に相反する軽量化も実現したモデルだ。すでに昨シーズン途中よりスーパー耐久レースへ投入され、実戦テストも終了、各チームよりも非常に高い評価を頂いた。サーキット走行をするスポーツユーザーには要チェックのモデルだ。
RC-G4は、RC-T4同様歴代最高性能を誇るグラベル用リアルコンペティションホイールだ。グラベル専用として開発されたデザインは、過酷な悪路を走り抜ける必須のパートナーとなる。ブレーキへの石噛みや泥対策されたデザイン、抜群の対衝撃性を誇るリムプロファイル等通常のストリートホイールとは全く異なるコンセプトを元に開発されている。すでに昨年のラリージャパンにて実戦投入されWRCスペックも満足させたラリーユーザー期待の新モデルだ。
加えて開発も最終段階まで来ているストリート用2モデルも参考出展されていた。SUPER-GT用に開発された鍛造マグネシウムレーシングホイールのレプリカバージョンをENKEI RACINGシリーズよりGTC01として発表、ENKEI TUNINGシリーズではコンパクトクラスからミドルクラスまでのエントリーユーザーをターゲットとしたSC05を近日中にリリースする予定だ。今年もスポーツホイールユーザーには目が話せない魅力的なアイテムがエンケイより次々とリリースされる模様だ。
ここ数年東京オートサロンではカーメーカーがカスタマイズ、チューニングに積極的に取り組んでいる。カスタマイズ、チューニング先進国であるドイツ等ではインディビジュアルをキーワードにユーザーそれぞれの嗜好に合わせたカスタマイズプログラムが用意されており、日本もこのトレンドを追いかける形となっている。このようにカーメーカーが、カスタマイズ、チューニングに力を入れて来ている状況は、我々ホイールメーカーとしても歓迎したいトレンドである。カスタマイズ、チューニングが市民権を得て、多くの車好きユーザーにとってより身近で、安心感を与える商品が増えれば、ユーザーへより豊かなカーライフを提供出来る社会となって行くであろう。
また今年の出展車両を見るとスポーツカー、スポーツセダン復権の兆しを感じる。一時ミニバンばかりとなってしまった出展車両がスポーツ系車両にシフトし始めた事は、ユーザーが本来のカスタマイズ、チューニングに戻って来てくれた証であろう。エンケイとしてもコアとなるスポーツ系ユーザーの復権には大いに期待したいところ。やはりドライブして楽しい車が一番!そう思いませんか?
勿論、ちょい悪オヤジご用達のビッグセダン、ビッグSUVも目が離せません。
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