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最も市販車に近いレーシングカー同士が、激しいバトルを繰り広げるスーパー耐久シリーズ。勝利する為には予選での一発の速さ、長丁場の決勝での信頼性、そしてピット戦術・・・と総合力が要求されるレースカテゴリーだ。
その中でもエンジン排気量:2001cc〜3500cc、駆動方式:4輪駆動と規定されるST2クラスは、毎レース予選から決勝までランサーとインプレッサと言う宿命のライバル同士が真っ向勝負を繰り広げる注目度の高いクラスだ。

ENKEIでは、'05年このST2クラスのマシン5台にレース用ホイールを供給。その中でも特に注目だったのが、ここ2年間シリーズランキング2位と、惜しくもあと一歩でチャンピオンを逃していた「FUJITSUBO hpi IMPREZA」(チーム:PROVA RACING DIVISION、ドライバー:吉田寿博/小泉和寛)だ。
'05年からイプレッサは18インチタイヤ使用が可能となった為、ホイールをそれまでの「RS+M」からニューアイテム「RC−T4」へスイッチ。
すると、シリーズ戦の中で最も過酷な第4戦の十勝24時間レースで今季初勝利を挙げ、第7戦、第8戦(最終戦)も制しシーズン3勝。勝利した以外のレースでも全て2位表彰台を獲得と言う、年間を通じて安定した成績で見事シリーズチャンピオンを獲得した。
この安定感抜群のレース運びにENKEI SPORTのニューアイテム「RC−T4」が貢献したことは疑う余地が無い。
それでは、コンペティションフィールドで求められる機能を満載した「RC−T4」の優れた性能を、解き明かして行こう。

 







終わりなき進化。「MAT−DURA FLOW FORMING」

製法にはENKEI独自の最新リム成形方法「MAT PROCESS」をさらに進化させ、第2世代MAT PROCESSと言える「MAT−DURA FLOW FORMING」を採用。従来のMAT PROCESSより更に材料強度をアップし、より緻密なメタルフローを実現している。



高剛性リムプロファイル

スーパー耐久で使用されるスリックタイヤが発生する高いグリップ力を受け止める為、コンペティションホイールには非常に高いリム剛性が要求される。最新のコンピューター解析技術と長年に渡るレース活動により生み出されたENKEIの高剛性リムは、レーシングタイヤの性能を最大限に発揮させるシャシーの様な存在。


コンペティションホイールとしての軽量化

決して数値上の軽さのみに囚われる事無く、強度・剛性・ブレーキ冷却性などの要素をレーシングスペックで満足させた上での軽量化を実施。
速く走る=レースで勝利する為の要素からプライオリティを決定する・・・これがENKEIコンペティションホイールの考え方。


優れたブレーキ冷却性能、エアロダイナミクスを追及したデザイン

スーパー耐久レースでは、ブレーキ冷却性能もホイールに求められる重要なファクター。その一方でレーシングカーのエアロダイナミクスデザインを効率アップする為のドラッグ軽減と言う、相反する空力テーマをまとめあげたRC−T4のデザインは、まさに機能美と呼ぶにふさわしい。



大口径ブレーキローター・ビックブレーキキャリパー対応

より速く走る為には、より強力なブレーキシステムが必要不可欠なのは、コンペティションフィールドではもちろんストリートでも共通。益々大口径、大型化するブレーキシステムに対応するディスクデザインとリムプロファイルは、これまでクリア出来なかったサイズへの対応を可能にしている。

   

 

このように実戦で鍛え上げられ、正常進化を遂げた「RC−T4」は、歴代モデル最高レベルの高剛性を確保し、同時に相反する軽量化を高次元で両立。何より、その性能の高さはレースリザルトが最も雄弁に語っており、サーキットユースでの心強いパートナーとなる事は間違いないだろう。

 

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