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去る11月2日のブラジルグランプリで全18戦に及ぶF1™の全ての闘いが終了した。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのオフィシャルサプライヤーである我々ENKEIとしては、大変エキサイティング、かつメモリアルな最終戦であった。

第17戦の中国グランプリが終了した時点で、ドライバーズ・チャンピオンを争うボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが94ポイント、フェラーリのフェリペ・マッサが87ポイント。このブラジルでF.マッサが優勝し10ポイントを獲得しても、L.ハミルトンが5位以内4点以上を獲得すればL.ハミルトンが年間ドライバーズチャンピンになるという状態で、両者は最終戦に臨んだ訳である。
母国グランプリとなるF.マッサは流石に多くのファンの声援を受けて、ポールポジションを獲得。ポイントを争うL.ハミルトンは4番グリッドで決勝レースへ臨む。

11月2日決勝当日、全車がグリッドにつきフォーメションラップを待っている時に突然の豪雨、直ぐに日は差し出したが、路面は完全なウエット状態となってしまった。波乱を予感させる出来事である。

そして時間を遅らせながらも、全車が並んだグリッドで15時10分にシグナルが消え、決勝がスタートした。
スタート直後の第1コーナーでは先頭集団が通過した後、後方で多数のマシンが接触を起こし早々にセーフティカーが入るという、予期した通り波乱のレースとなってしまった。
その後、7周目から8周目には路面がドライになってきたことから、各チームはドライタイヤへの交換に入ったが、一部のウエット路面にマシンコントロールに苦慮するシーンが多く観られた。この混沌とした中、最後の給油を終えるまでポイントリーダーであるL.ハミルトンは6番手を走行。そして、ポールポジションから出たF.マッサはそのままトップを維持して走行する。

70周目、5番手を走行していたL.ハミルトンは周回遅れのザウバーのR.クビサに、そしてトロ・ロッソのS.ベッテルにまで抜かれてしまい、またまた6番手に落ちてしまった。
順調に走行し続けたF.マッサが大歓声の中チェッカーフラッグを受けた後、またまた大きな波乱が起こる。
それは、4番手を走行していたトヨタのT.グロッグが最終コーナーで突然失速し、L.ハミルトンがそれを抜いて5位でチェッカーフラッグを受けたのである。

この結果、年間6勝を勝ち取ったF.マッサを1ポイント差で抑え、L.ハミルトンはF1™史上最年少のドライバーズ・チャンピオンとなったのである。マクラーレンチームにとってもミカ・ハッキネンが1999年にドライバーズ・チャンピオンに輝いて以来のタイトル獲得になった。コンストラクターズランキングではフェラーリが1位、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは2位で2008年のF1™が終了したのである。
この結果は、我々オフィシャルサプライヤーにとっても誇りであり、とても嬉しい結果でのシーズン終了である。

来年からは、レギュレーションが大幅に変更されると言われている。オフシーズンが忙しくなるであろうけど、我々ENKEIは1984年からF1™に参画して25年、もちろん来年も活動は継続し、今から2009年3月27日(金曜日)の初戦オーストラリアGPが、待ち遠しい。

 


 

 
   L.ハミルトン、F.マッサの両雄の激突を静かに見守る
   ブラジル・インテルラゴスサーキット。
 
 
   決勝レース前、ピットにて集中力を高めるL.ハミルトン。
 
 
   そして、いよいよ決勝の時が近づく。
   怪しげな天気が波乱のレースを予感させる。
 
 
   チャンピオンに向かい、アグレッシブな走りで猛追撃。
 
 
 
   波乱のレースが終わり、L.ハミルトンがチャンピオン
   獲得。
   ライバル、F.マッサの地元ながら熱い祝福を受ける。
 
 
   L.ハミルトンのチャンピオン獲得という、素晴らしい結果で
   2008年のF1™は終了した。
 
 
 
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