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昨年11月、最終戦ブラジルGPでのドラマチックな年間ドライバーズチャンピオン獲得から、約一ヵ月半。1月16日、イギリス・ウォーキングにあるマクラーレンテクノロジーセンターにて2009年シーズンを戦うボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの新車「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスMP4-24」が発表された。
ENKEIは今シーズンも軽量マグネシウムホイールのオフィシャルサプライヤーとして、ドライバーズタイトルの連覇、そして昨年は惜しくも逃したコンストラクターズタイトルの獲得を目指し、間も無く始まる長く激しい戦いに挑んで行く。

今季のF1™は、大幅なレギュレーション変更が実施されるが、「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスMP4-24」はこれらに対応する為、昨シーズンのチャンピオンマシン「MP4-23」から引き継いだ部分もありながら、KERSをはじめ革新的な機能を取り入れ大きな進化を遂げている。
そして、この注目のマシンを駆るのは、昨季ドライバーズチャンピオンに輝き、今季は栄光のカーナンバー1を背負う「ルイス・ハミルトン」と、念願の1勝を挙げランキング7位につけた「ヘイキ・コバライネン」と言う昨年同様の強力なラインナップ。
今後は3月27日から始まる開幕戦に向け、テストを繰り返しマシンの成熟が進められて行くだろう。
今年もボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの熱い走りに是非注目して欲しい。
 

■スリックタイヤの復活!
メカニカルグリップの増加を目指して10年ぶりにスリックタイヤが復活。決勝レースでは昨季同様、2種類のドライコンパウンドを選択、レース中に両方のコンパウンドを使用することが義務付けられ、チーム戦略の大きな見所となる。

■KERSシステムの導入が可能に!
KERSはKinetic Energy Recovery Systemの略で、ブレーキング時に発生するエネルギーを蓄積し、推進力に変換、運動エネルギーを回生し再利用するシステム。
MP4-24のKERSデバイスは、マクラーレンとメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンスエンジンズのコラボレーションで開発され、ブレーキ時のエネルギーを回収して1ラップ中にたくわえ、ドライバーがステアリングホイール上のボタンを押した際に、それを解放して使用することを可能にしている。最適化されたKERSの出力は400キロジュール(1周あたり80馬力のブーストを6.7秒かけられる)。開発チームは既にマシンパッケージ内における性能低下を最小限にするため、シャーシ内でのKERS装置の搭載方法をさらに改善することに最優先で取り組んでいる。

■ダウンフォースの大幅な低減!
よりオーバーテイクを容易にするために、マシンのダウンフォースが削減される。幅広くなったフロントウイングと、コンパクトになったリアウイングにその特徴がはっきりと表れている。また、バージボードやウイングレット、チムニー等の付加物の禁止やドライバーが操作可能なフロントウイングのフラップ、そして改訂されたディフューザーも加え、今季はより一層エキサイティングなレース中のオーバーテイクシーンが見られるだろう。
 

 

 

 

 



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