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　輸入車から軽トラックまで、パンク修理から高級アクセサリーの販売、車検まで――車に関することならあらゆる要望に応えてくれる「スーパーオートバックス」。今回は従業員が36人もいる、高岡店さんにお伺いしました。広い店内を歩いてみると、光り輝くホイール売場で思わず足を止めてしまいました。「ただ商品を並べるだけでなく、その商品に関する写真や映像を利用、さらに視覚的なディスプレイだけでなく音楽などを使い、お客さまの五感を刺激するよう心がけています」と話して頂いたのはTWSチームの山本さん。確かに映像や音楽に引き込まれ、ついつい見入ってしまいます。また“同じ店”だと思わせないよう定期的にディスプレイの仕方を変更したり、フェアーを開催するなど、リピーターを飽きさせない工夫にも余念がありません。　このような大型店舗で気になるのが接客サービス。36人もの従業員の意思疎通をはかるのはとても困難。ストアマネージャーの斎藤さんはこう話してくれました。
「各販売部署にリーダーとなる人がいて、彼らが率先して意識を高めていくことは当然。ただ従業員ひとりひとりの個性を活かして、店全体が活性することも目指しています。お客様にも個性があり、従業員にも個性があります。それらすべてを大事にすることが、高岡店のモットーです」　接客においても、やはり個性を尊重する方針だと、斎藤さんは話します。「あとはお客様の顔を覚えることですか。これは大変なことですが、やはりサービス業では重要なことです。たくさん来て頂いているお客様にも、ひとりひとり顔があるわけです。それを全部ひとくくりとするのではなく、ひとつひとつを大事にする。そうすることでお客様と従業員という垣根もなくなるはずです。特に大きな店舗なら、なおさら力を入れていくべきことだと私は思っています」　集団が大きくなっていくと薄れがちな個性。そのひとつひとつを大事にすること、そしてお客様と従業員という境界線をなくすことで本当の信頼関係が産まれると、斎藤さんは強調されました。

SHOP DATA

■開　　　店：2003年3月20日
■商品構成：タイヤ・ホイール　　　 25％
　　　　　　　：オーディオ・ナビ　　　 20％
　　　　　　　：スポーツ　　　　　　　　25％
　　　　　　　：その他パーツ＆用品 30％
■購買層：20代～
■商　　　圏：北陸地域
■従業員数：36名
〒321-0972
富山県高岡市萩布30-1
TEL：0766-22-1616
●営業時間　AM10:00～PM8:00
●定休日　年中無休

　完全地域密着型店舗――今の時代においてはすごく勇気がいり、また根気がなければ続かない展開の仕方と言えますが、だからこそやり甲斐もあります。
　オープンして1年半のミスタータイヤマンさんは、まだ地元の人たちが生活道路としてあまり使用していない、新しく整備され始めている街道沿いに店舗を構えています。近隣は住宅が並び、駅も高速道路のインターチェンジからも遠距離。タイヤ・ホイールの販売以外にも、足回り全般からオイル、バッテリー交換などの業務を手がけていますが、住宅地の真ん中を拠点とするのは高リスクです。
「最初の1年間は月に1500～2000枚のチラシを手配りし、今年は新聞の折り込みを利用しています。それですぐに大きな反応があるかと言えば、難しいのが現状です。でも地元密着である以上、認知度を上げるために続けています」
　リサーチから周囲の住人は30代以上、年配家庭の比率が多いそうです。新しいもの好きの若者に比べて、信頼感を得るのがとても難しいと石田さんは話します。
「昔ながらの付き合いっていうのが、どこの地域にもあると思うんです。その中で信頼を得ていくためには、やはり細かい配慮が重要になってくると思います。例えば当店では、タイヤ購入されたお客様に100km点検を実施しています。100km走行後のタイヤの外傷やエア圧をチェックするサービスです。オイル、バッテリー、ワイパー点検をして、現状を説明したりも。またスペアタイヤのエア圧チェックも積極的にやらせてもらっています。ほぼ規定の圧に達しておらず、これではいざというときに使えない状態。結局、そういうことを積み重ねていけば、クチコミで信頼感は地域に浸透していくと私は思っています」

SHOP DATA

■開　　店：平成16年4月29日
■商品構成：タイヤ　　　　　　　　　　　　 60％
　　　　　　　：ホイール　　　　　　　　　　　 20％
　　　　　　　：オイル・バッテリー・その他　20％
■購買層：30代～
■商　　圏：店舗周辺地域
■従業員数：4名
〒371-0804　
群馬県前橋市六供町字北大門1341
TEL：027-210-6969
●営業時間　AM10:00～PM7:00
●定休日　毎週水曜日