ENKEI web magazine -SHOP NOW-

　酒田市の国道７号線沿いに構える大きな店舗。店の周囲にはたくさんのタイヤが積んであります。「地域に密着したいい店……それはサービス面だけでなく値段や技術いろいろな部分を総合的に合わせてね。それで2003年に現在の場所に移ったんですよ」と代表取締役の依木勝さん。ヨリキさんは、自転車店として先代が創業された店。現在ではタイヤショップとして広く知られ、整備工場も充実、車検などにも対応するなどさまざまなサービスを提供しています。店内では、タイヤやホイールが陳列のメインを占めるものの、一角には自転車も並んでいます。「昔からの自転車屋。ぼくの代になってからスタッドレス普及の波があって、それでいまのような業態になったんです。でも地域のお客様を大切にしながら、まじめに商売するっていうスタイルは全く変わっていませんよ」。安心して乗ってもらえるようアライメントなどにも力を入れていますが、それも事前の説明をきちんとして、お客様に納得してもらえるよう努めているという。お客様のタイヤ・ホイール選びの基準はさまざま。対応もデザインの好みや予算によって変わらざるを得ない。「難しいところですよね。予算の中でなるべくいい組み合わせをおすすめするようにしたいですが、デザインとかはもう好みですから、あまり押しつけがましくても嫌われちゃうしね（笑）」そんな気さくな依木社長を慕ってやって来るお客様も多い。また店内の入口近くには気軽に利用できるキッズルームを完備。「お父さんはタイヤやホールをずっと見たい。でもお子さんはね、正直飽きちゃうでしょ。小さなキッズルームがひとつあるだけで、お父さんやお母さんの買い物が楽になるならそれにこしたことはないですよ。うちとしては当たり前のサービスです」。常にお客様の視点に立った商売を心がけている、それだからこそ胸を張って「地域いちばん店を目指す」と言えるのかもしれない。

SHOP DATA

■開　　　店：2003年2月
■商品構成：タイヤ、ホイール　　 60％
　　　　　　　：パーツ関連・足回り　30％
　　　　　　　：オイル・その他　　　　10％
■購買層：20代～
■商　　　圏：庄内・秋田南
■従業員数：6名
〒999-8167
山形県酒田市吉田新田落シ端53-1
TEL 0234-35-8508
●営業時間　 10：00～19：00
●定休日　　不定休

　岩手山を仰ぎ見る盛岡市郊外、国道４号線沿いのコクピットモリオカさんは、今から24年前、全国で９番目のコクピットとしてオープン。「開店当初は当時の時代背景もあって、ダートラリーやジムカーナなどを楽しまれるお客様が多かった。扱う車もGTRやシルビアなどが主流でしたね。でもお客様と共に店も年齢を重ねていきますと……当然、扱う車種も変わってきますよね。今はファミリーカーや輸入車がとても増えているんですよ」と店長の及川由幸さん。特に輸入車の足回りやカーナビ、オーディオ取付けなどに関し、好評を博しています。ベンツ、BMW、ルノー、アルファロメオ等々、取り扱い車種も幅広い。ただ地方都市にいながらこうした多くの輸入車のカスタマイズに対応するには、苦労が多いのも確か。「情報が大切ですよね。地元のディーラーさんからそうした情報提供をいただくのはもちろん、首都圏の同業店さんとのパイプを大事にして、最新の技術を店に導入するよう、常に努力しています。それでも新型車の場合、お客様に時間をいただかなくてはいけないような時もありますけど」。店長はじめ、スタッフの努力の甲斐もあって、現在ではディーラーからお客様を紹介していただくような事も多い。盛岡市で輸入車のことならコクピットモリオカ、そんなイメージができつつあるようです。「技術的な面でお客様から信頼いただけるのはとても嬉しいです。10年ほど前から輸入車のお客様が増えはじめ、いまでは６割強が輸入車。近くに輸入車に特化している店がなかったこともあって、ここまで増えてきたのかなと思いますけど、ぼくらの取り込んでいるサービスがお客様の心に届いていると思うと励みになりますね」。お客様の話をよく聞き、作業を着実に進めていく、常連さんでも初めてのお客様でもそうしたきちんとした対応を心がけているという。その真摯な姿勢こそがなにより店のいちばん大切な部分なのかもしれません。

SHOP DATA

■開　　店：1982年8月
■商品構成：タイヤ　　　　　　　　　　　　　　　40％
　　　　　　　：ホイール　　　　　　　　　　　　　20％
　　　　　　　：パーツ関連・足回り・その他　 40％
■購買層：30代～
■商　　圏：岩手県内
■従業員数：8名
〒020-0114
岩手県盛岡市高松2-3-20
TEL 019-661-2323
●営業時間　　10：00～20：00
●定休日　　水曜